2009年02月23日

日本に続き、アメリカでも

映画『おくりびと』が、日本アカデミー賞10部門受賞に続き、
本家アメリカのアカデミー賞でも、外国語の最高と認められましたね

モントリオール映画祭最グランプリを受賞した時点で、
ここまで予想した人が何人いたでしょう?
たぶん受賞した本人たちも、考えもしなかったと思います

私は、昨年1年間で70本の映画を観ました。
その中で、私的ランクでは3番だったのですよね
良い映画だと思ったけど、ここまでプロの評価が高いとは…

今は、もう一つの受賞作『つみきのいえ』がとても気になります。
12分の短編なので、映画館での上映も難しそうだけど
なんとか観たいですねぇ〜
『おくりびと』と2本立てでリバイバル上映してくれないかな


せっかくなので、昨年の私的映画ランキングを公開します。

※2009年1月初旬現在。今だとまた違うかも

邦画トップ10
1.西の魔女が死んだ
 私の2008ベストです。
 主人公のおばあちゃんは、日本で暮らすイギリス人で本物の魔女。
 学校に行けなくなった主人公は、おばあちゃんの元で魔女修行をする。
 魔女修行って、人として誠実に堅実に生きるってことのようで、
 その暮らしぶりにツボを押されまくりだった。
 おばあちゃん愛用のパイナップル編みのケープが編みたい。
 最後のシーンでは、泣いちゃいましたよ。

2.休暇
 上映館が少なかったらしく、札幌でも1館のみ。
 刑務官と死刑囚の日常を淡々と綴っているだけなんだけど、ストレスの多さは
 ひしひしと伝わってきます。
 主人公の刑務官はバツイチの女性とお見合いして結婚するんだけど、
 結婚式の2日前に刑が執行されることになり…
 刑務官は1週間の休暇がもらえる役を志願し、新しい家族と生活を始める。
 死刑囚が何をしたのかとかバツイチの女性の過去とか一切ない。
 不思議な感覚になる映画でした。

3.おくりびと
 モックン自身が、賞をもらわなかったらこんなにヒットしなかったと舞台挨拶したくらい
 地味な作品だけど、審査員の目は確かだと思います(偉そう)
 超すきま産業だけど、高給だし仕事にあぶれることもない納棺師。
 俳優がダメになっても納棺師になれると言うモックンの所作の美しさと
 「穢らわしい」というセリフにどうしても抵抗があったという広末さんの良妻ぶりが
 素敵です。

4.うた魂♪
 この並びでこれ?という感じだけど、好きなんだもん。
 今年の合唱コンクールの課題曲が話題になってることもあって、合唱コンクールに
 興味が沸きます。
 合唱コンクールってやってない人から見ると滑稽に感じることも多いけど
 人と声を合わせて歌うっていいなーと思えます
 薬師丸ひろ子さんのオザキだけでも観る価値ありです

5.ぐるりのこと。
 リリー・フランキーさんの地にしか見えない自然体の演技(笑)
 裁判のニュースで写される法廷の絵を描くプロという設定、上2つと合わせて
 そんな仕事があるのねシリーズ(?)
 いろいろあるけど、こんな風に生きていければいいよねと思う

6.ゲキ×シネ・メタルマクベス
 大好きなゲキ×シネシリーズ最新作。今回も舞台とは違う魅力にあふれた
 エンタテイメントになってます。DVDで観てね
 シェークスピアの「マクベス」を読んでから観るとより楽しめるけど、
 知らなくても充分楽しめる。松たか子さんのコメディエンヌぶりがGood!
 上条恒彦さんが舞台に立てなくなったら、日本のミュージカル界は辛いんじゃないかと
 哀しくなるくらいの存在感です

8.アフタースクール
 やられたー、だまされましたー。今年唯一かも?
 (「相棒」もそう来たかと思ったけど、途中で主犯は判ったしね)
 現実にはこんな捜査をしたら問題ありそうだけどね
 コン・ゲーム好きにはおすすめです

7.ザ・マジックアワー
 宣伝しすぎだろと思うけど、さすがですね。
 監督役で市川昆監督がでてらして、おおっと思ったり。
 三谷版「蒲田行進曲」というところでしょうか
 最後の銃撃戦?はワクワクしたし、エンドロールもさすが。最後の最後まで観ましょう
 が、佐藤浩市さん的にはこれでいいのか?(笑)
 
9.TOKYO!
 監督が全て外国人なので邦画に入れていいのか判らないけど、出演者はほとんど
 日本人なので、邦画で。
 3本オムニバスの2本目は好きじゃないけど、他が良いので。
 特に3本目の香川照之さんと蒼井優さんは良いよー。優ちゃん可愛すぎ

10.ハンサムスーツ
 正直、10本目の候補はいくつかあって、どれにしようかかなり迷ったけど
 出演のみなさんの大真面目なオバカっぷりでこれにした。
 私が観た時の観客は20人くらいだったけど、今年一番笑い声が大きかったしね
 最後には渡辺美里さんまで出演だし。中条きよしさんと温水さんに1票ってことで。
 エンドロールの出演者に「洋服の青山ハンサム社員のみなさん」って
これだけはうなづけない?(爆)

洋画トップ5
1.やわらかい手
 暗い。カラーなのに白黒のような画面で。映画全体が暗いよー
 でも、女性陣の強さはすごいのよ。孫のため、子どもために祖母と母は強い。
 比べて男性陣は弱いんだよね〜(笑)。特に祖母の息子はヘナチョコだ。
 この映画、ハリウッドで作ったら全然違う雰囲気になるんだろうな
 日本で作ったら… 変にエロくなるかも(爆)

2.譜めくりの女
 怖いよー怖いよー。女の恨みって怖い
 主人公は音楽学校の入学試験で失敗。試験官のピアニストが審査中に
 ファン宛のサインをしたことに気をとられてしまったのだ。
 ピアニストの夢をあきらめたんだけど、10数年後にそのピアニストの家庭を
 壊すという形で復讐するの。
 画面も音楽もとてもきれいです

3.Angel
 丘の上のお屋敷で暮らすようなセレブになることを夢見て、人気小説家になり
 夢をかなえるんだけど、最後は一人寂しく死んでいく女性の一生。
 あーー、これも暗いかも。
 でも映画そのものは、そんなに暗くないのよ。主人公が自分で生きてるからかな

4.0時間の謎
 アガサ・クリスティ原作、フランスが舞台、さすがのミステリーです。
 主人公の職業が「勝てないプロテニスプレーヤー」(笑)
 勝てなくても優雅な生活ができる階級の人たちのお話です。

5.ラスベガスをぶっつぶせ
 ひとつくらいハリウッドも入れとく?ということで、これ。
 実話を元にした映画なのだけど、その実話のニュースを知っていたので
 興味があってみました。
 大学の助手が頭のいい学生をスカウトして、手口を教えてラスベガスで稼ぐ。
 ブラックジャックでカードを覚えるのはルール違反なのか〜
 おもしろかったけど、邦題はもう少しなんとかならない?


続いて部門賞〜 っていつからこんなものが?(笑)

おしい部門
歓喜の歌:小林薫さんの小役人がすごく良かったんだけどね
     合唱ものとしてはうた魂♪の勝ちかな?
Sweet Rain 死神の精度:10番を最後まで迷った。ストーリーとかすごく
     凝っていておもしろい。オダギリさんもカッコイイし。
     うーーん、やっぱりこっちが10番かなーー
容疑者Xの献身:これも10番に迷った。たぶん本で読むほうが楽しそう?
       ということで、映画的にはおしい。

アニメ部門
春のめざめ:すごくおもしろいアニメ。油絵みたいな画質なの。
      ストーリーはちょっとオトナ。リバイバルってことで選外。
パンダコパンダ:これもリバイバルで選外。
        声はハイジです。当時の常識も今では通用しないね(笑)
崖の上のポニョ:やっぱりアニメはフィルムがいいよーーと思った。
        宮崎さんらしくて悪くなかったけど、パンダコパンダを
        みちゃった後だとね〜。あまりに酷似してるんで

コワイ部門
譜めくりの女:上にも書いたけど、コワイよー。
イキガミ:これは今年一番怖かったかも。本当にありえそうな法律がね。
     それと「再教育」がコワイ
シアトリカル:唐十郎さんと劇団のみなさんのドキュメント。
       彼らの存在がコワイよ
       7割の真実、2割の虚飾。残りの1割は判らない。と
       監督が但し書きを最後につけてたのが、余計にコワイ。

エンドロール部門
プライスレス:さすがフランスって感じのおしゃれ感。
       映画はジゴロになりかけて、やっぱり金じゃないと悟る男の話。
ザ・マジックアワー:エンドロールの最後が映画の冒頭に繋がるんです。
         映画は劇場の電気がつくまで観ましょう
魔法にかけられて:ディズニーのお姫様映画。絵本を見てるようなエンドロール。
        これに限らず、ディズニーはエンドロールに凝ってます
        しかもスタッフの中に時々日本人らしき名前があったりする
         
ありえねー部門
名探偵コナン:まあ、ストーリーそのものはコナンらしいんだけど
       絶対音感を持つ二人が声のハーモニーでプッシュホンの
       音を再現して110番に電話かけるって、それはありえねー
カサブランカ:リバイバルで選外なんだけど。それだけじゃなく。
       字幕がね、新しくなっていて有名どころのセリフが全て変わってた。
       「君の瞳に乾杯」以外は、ありえねー
パコと魔法の絵本:画像のにぎやかさ加減は嫌いじゃないし、トップ10候補だったけど
        やっぱりあの病院はありえねー

欲しい部門
100万円と苦虫女 西の魔女が死んだ
      : 二つに共通するシンプルな生活。欲しいです。
       片付けても片付けてもモノが減らない自分の部屋をみて
       切実に願う。
ライラの冒険:ダイモン欲しい。もちろん、ネズミさんね。
       公式サイトで試してみたら、てんとう虫だった…
       見えないジャン。
グーグーだって猫である:「小島麻子」先生の漫画。
       この映画、大島弓子さんの自伝なんだけど、映画の中では
       大島さんの漫画がそのまま作者名だけ「小島麻子」になってるの
       かなりレアモノですわよ(笑)

はぁ〜〜とりあえず以上で。
お付き合い、ありがとうございました。
posted by 未来 at 22:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画
この記事へのコメント
私は「つみきのいえ」が見たいですね。理由はおわかりでしょう(笑)札幌ショートフェストで上映してくれないかな?最近邦画は見ていません。(というか、もともとあまり邦画に関心なし)「容疑者Xの献身」は、おもしろい小説でした。ぜひ読んでみてください。映画は…もちろん見ていません。
Posted by miho at 2009年02月25日 23:27
mihoさん
あ、もちろん♪
mihoさんは「つみきのいえ」ですよね(笑)

札幌ショートフェスト!
その手がありましたねー
ぜひ、特別上映をお願いしたいです。
実行委員に直訴しましょうか?(笑)

私は最近は完全に邦画が上ですねぇ
洋画ならヨーロッパです。
ハリウッドは観るけど、うーむ…という感じかな

「容疑者X」はあの内容なら、2時間特番でも良かったかな?と言う感じです。
映画用の完全オリジナルの「相棒」と比べると余計にそう感じました。
本は友人にも薦められたので、ぜひ読みたいです。
Posted by 未来 at 2009年02月27日 20:28
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